利用目的別のおすすめレンタルWebサーバー!ブログ・ホームページ・ECサイトなど

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利用目的別のおすすめレンタルWebサーバー!ブログ・ホームページ・ECサイトなど

Webサーバーは、インターネット上でデータを提供するためのソフトウェアです。
新しくWebサイトを立ち上げる際には、第一にWebサーバーをレンタルする必要があります。
しかし、サーバーをレンタルするにあたって、以下のような悩みを抱える企業もあるでしょう。

「各サーバーでどのような違いがあるの?」
「Webサーバーの種類がたくさんありすぎて、自社に合ったWebサーバーがわからない」

一般的に、利用するWebサーバーによって、作業の質や効率が大きく左右されてしまいます。
もしサーバーが合っていなかった場合、あとからWebサーバーのレンタル先を変えるのは、引っ越し(移行・移管)にかなりの手間と労力を要すことに。
そのため、Webサーバー選びは絶対に失敗したくないですよね。

さらに、最近では、サーバーのレンタル不要で、クラウド上で手軽にサイト作成ができるサービスも増えてきています。
選択肢が増えてきているぶん、どのサービスを選ぶべきかがわかりにくくなっているといえます。

そこで本記事では、ブログやホームページ開設などサイト作成の目的別に、それぞれおすすめのレンタルWebサーバー・サイト作成サービスをご紹介します。
本記事をご覧いただければ、自社に適したサービス・レンタルWebサーバーの選び方がわかり、最適なサーバーが見つかります。ぜひ参考にしてください。

そもそもWebサーバーとは?

Webサーバーとは、Webサイトを表示する機能をもたせたサーバーコンピュータの一種です。主に、ホームページやブログなどの「サイトデータの保存先」となるコンピュータを指します。

電子メールをインターネットで送受信するためにはメールサーバーが必要ですが、これと同じように、Webサイトをインターネットで公開(表示)するためには、データの保存先となるWebサーバーが必要なのです。
以下に、サイト公開にWebサーバーが必要な理由と仕組みをご紹介します。
Webサイトを「料理」だとすれば、Webサーバーは「器」のような存在です。

器となるWebサーバーには、Webサイトの記事や画像などの各種データが保存されます。
Webサイト上でこれらのデータを閲覧するには、ユーザーがGoogleChrome等のWebブラウザを使ってアクセスします。この際、ブラウザはサイトデータの保存先であるWebサーバーに接続しています。
サーバーはブラウザからの求め(リクエスト)に応じて、適切なデータをブラウザに送信します。
このブラウザとサーバー間のやり取りがあることで、ユーザーが見ている画面上に「記事」や「画像」といったサイトの情報が表示されるのです。

これが、ホームページやブログなどのWebサイトがネット上に表示される仕組みです。
つまり、ホームページやブログ、自社サイトなどを始めたいと思ったときには、まずデータの保存先であるWebサーバーを用意する必要があるのです。

【利用目的別】おすすめレンタルWebサーバーのご紹介

Webサーバーをレンタルで利用する場合、自社サイトの目的から適したレンタルサーバー業者を選ぶ必要があります。

レンタルWebサーバーは、提供する事業者によってスペックや機能にかなり差があります。そのため、Webサイトの内容や作り方によって、適したサーバーを選ばなければなりません。
例えば、ブログを載せる程度の利用であればスペックの低い安価なサーバーでも十分運用できる可能性がありますが、ショッピングサイトの運営などが目的の場合、PHPの動作がスムーズなサーバーなどを選ぶ必要があるでしょう。

なお、サーバーの管理やHTMLなどの知識に不安がある場合、Webサイト作成サービスを利用する方法もあります。こうしたサービスはクラウド上で簡単にサイト作成できるぶん、一からサイトを構築する方法に比べて自由度は低めです。

そこで、今回はサイトの利用目的別に、おすすめのサイト作成サービス・レンタルWebサーバーをご紹介します。

【 5つの目的別おすすめWebサーバー】

Webサイト作成までお任せできるサーバー

  • WIX(Wix ADI)
  • ジンドゥー(ジンドゥーAIビルダー)
  • Speever+ZIUS

Webサイト作成ツールを利用できるサーバー

  • Wix(Wixエディタ)
  • ジンドゥー(ジンドゥークリエイター)
  • Ameba Ownd
  • グーペ
  • ペライチ

ショッピングサイト作成に特化したサーバー

  • BASE
  • Shopify
  • MakeShop

WordPressで作成するのに適したサーバー

「ホームページ・ビルダー」で作成するのに適したサーバー

  • ホームページ・ビルダー サービス
  • ロリポップ
  • さくらインターネット

本章では、上記の5項目に分け、おすすめのサイト作成サービス・レンタルWebサーバーをそれぞれご紹介していきます。

Webサイト作成までお任せできるサーバー

「Webサイトが欲しいけれど、そもそもどうやって作ればいいかわからない」といった方も少なくないでしょう。

作り方がわからない場合、いっそWebサイトの制作を外部に任せてしまうのはいかがでしょうか。

サーバーのレンタルが不要な「ホームページ作成サービス」を利用すれば、専門知識がなくても手軽にサイトを作成可能です。

最近ではAIを利用したサービスなども増えてきており、初心者でも簡単に自社サイトを作成できます。

ブログなどの運用であれば、こちらのサービスが適しているといえるでしょう。

また、ホームページ制作業者に依頼する方法もあります。

ホームページ制作業者では、担当者が電話やメールなどでヒアリングを行ったうえ、希望に合わせてサイトを作成してくれます。

以下にご紹介する3つの業者は、専門知識が不要で、気軽に利用できるホームページ制作ツール・サービスです。

WIX(Wix ADI)

WIXのホームページ

https://ja.wix.com/

Wix(ウィックス)は、イスラエル発のクラウド型Web作成サービスです(上記リンクは日本語版)。

WixにはAIにサイトの作成を任せる「Wix ADI」といった機能があり、簡単な質問に答えるだけで、AIが自動で最適なサイトデザインを提案してくれます。

直感的な操作が可能なうえ、テンプレートや機能も豊富で、好みに合わせたサイト作成が可能です。

Wixには無料でWebサーバーをレンタルできる無料プランがあります。しかし、サイトのURLに使われるのは”○○○○.wixsite.com”のようなホスト名になり、独自ドメインは利用できないため注意が必要です。

有償プランであれば、独自ドメインを利用できます。ただ、”.jp”や”.co.jp”などのjpドメインを利用するためには、別のドメイン事業者でドメインを取得する必要があります。

なお、注意点として、Wixではメールサーバー機能はないため注意しましょう。

一般的なレンタルサーバーにはホームページ公開機能のほかにメール機能もありますが、Wixには独自ドメインのメール機能はありません。

Wix管理画面からGoogleWorkspaceのメールアカウントを作成できますが、別途GoogleWorkspaceの費用がかかります。

ジンドゥー(ジンドゥーAIビルダー)

ジンドゥーのホームページ

https://www.jimdo.com/jp/

ドイツのクラウド型Webサービスです(上記リンクは日本語版)。

前述のWix ADIと同様、AIにサイト作成を任せる「ジンドゥーAIビルダー」といった機能があります。さまざまな質問に答えていくと、AIが判断してWebサイトを構築してくれます。

Wixと比べてテンプレート数などは少なめですが、操作はより簡単で、初心者でもすぐにサイト公開までこぎつけます。

なお、ジンドゥーにも無料プランがあります。しかし、URLに使われるのは”○○○○.jimdosite.com”のようなホスト名になり、独自ドメインは利用できません。

加えて、Wix・ジンドゥーともに、無料プランではサイト上に広告が表示されてしまいます。

有償プランでは独自ドメインは使えますが、別のドメイン事業者で取得する必要があります。独自ドメインのメールサーバー機能はありますが、別途費用がかかります。

独自ドメインでのメール利用予定がなく、とにかく手軽にサイトを作成したい方は、Wixやジンドゥーを検討してみてください。

Speever+ZIUS

ZIUSのホームページ

https://speever.jp/

https://zius.speever.jp/

Speever(スピーバー)とZIUS(ジウス)は弊社「ライド株式会社」が提供しているサービスです。

Speeverはレンタルサーバーのサービスで、ZIUSはホームページ制作のサービスとなっています。

レンタルサーバーのSpeeverと、ホームページ作成サービスZIUSの組み合わせによって、サーバーの選定からサイトの作成まで承ります。

レンタルサーバーにはメール機能が標準で搭載されており、もちろん、独自ドメインの選定・取得も対応可能です。

無料のサイト作成ツールは手軽であることがメリットですが、サーバーのスペックを選ぶことができず、カスタマイズ性が低いデメリットがあります。

弊社サービスであれば、サーバーのスペックを気にする必要もなく、高いクオリティのサイトを作成いただけます。もちろん、目的に応じてあとからのプラン変更(データ容量などのスペック変更)も可能です。

手軽にサイトを作りたいけれど、クオリティにもこだわりたいという方は、ぜひ弊社までお問い合わせいただければと思います。

Webサイト作成ツールを利用できるサーバー

Webサイトを自分自身で作ってみたいなら、独自にサイト作成ツールを提供しているサーバーサービスがおすすめです。

以下は、1からのサイト構築が可能なサイト作成ツールを提供しているサービスです。

WIX(Wixエディタ)

WIXのホームページ

https://ja.wix.com/

Wixではすでに紹介した「Wix ADI」とは別に、自分で自由にサイト構築できる「Wixエディタ」といった機能があります。

また、「Wix ADI」で構築したサイトを「Wixエディタ」でカスタマイズもできます。

ジンドゥー(ジンドゥークリエイター)

ジンドゥーのホームページ

https://www.jimdo.com/jp/

ジンドゥーも前述の「ジンドゥーAIビルダー」とは別に、自分で自由にサイトを構築できる「ジンドゥークリエイター」といった機能があります。

Googleのインターネット検索ツール「Google Search Console」も利用できます。

Ameba Ownd

Ameba Owndのホームページ

https://www.amebaownd.com/

株式会社サイバーエージェントが提供するWebサイト作成サービスです。

特徴としては、スマートフォンアプリで投稿や編集が可能な点です。無料プランでも独自ドメインが利用できます。ただし、独自ドメインの取得は行っていないため、別のドメイン事業者で取得する必要があります。

メールサーバー機能がないため、独自ドメインでメールも使いたい方は別途メールサーバーも契約する必要があります。

グーペ

グーペのホームページ

https://goope.jp/

GMOペパボが運用するWebサイト作成サービスです。

もともとは飲食店向けに特化したサービスであり、ショッピングカートや予約フォームなど、実店舗を運用されている方にうれしい機能が付属しています。

GMOグループのため、ムームードメインと同様に独自ドメインを取得できます。メールサーバーの機能も標準で利用可能です。

ペライチ

ペライチのホームページ

https://peraichi.com/

株式会社ペライチが提供するWebサイト作成サービスです。こちらもオンライン決済やネット予約管理システムなどに対応しています。

最小ページ数でランディングページを作成するのにも向いているといえるでしょう。

独自ドメイン利用に対応しているものの、ドメイン取得には対応していないため、別のドメイン事業者で取得する必要があります。

メールサーバー機能がないため、独自ドメインでメールも利用したい方は、別途メールサーバーを契約する必要があります。

ショッピングサイト作成に特化したサーバー

ここまで紹介したサーバーの中にもショッピング機能を利用できるものがありました。しかし、ショッピングサイト作成が目的であれば、ショッピングサイト作成に特化したサービスを利用するのがおすすめです。

特化型サービスであれば、よりニーズに合うサイトを構築できます。

以下にご紹介するのは、手軽なショッピングサイト(ECサイト)作成に特化したサービスです。

サイト作成がサービス内で完結するため、別途レンタルサーバーを契約する必要はありません。

BASE

BASEのホームページ

https://thebase.in/

BASE株式会社が運用するネットショップ作成サービスです。個人向けのサービスというイメージがありますが、法人も利用可能です。

初期費用や月額費用といった概念がなく、商品が販売されたときと、売上金を入金するときにのみ手数料がかかるシステムになっています。

独自ドメインに対応しているものの、取得には対応していませんので、別のドメイン事業者で取得する必要があります。

また、メールサーバー機能もありませんので、独自ドメインでメールも利用したい方は、別途メールサーバーを契約する必要があります。

Shopify

Shopifyのホームページ

https://www.shopify.jp/

カナダ発のネットショップ作成サービスです。月額費用がかかるものの、一定の条件を満たせば取引手数料と入金手数料が無料になります。

独自ドメインを取得できますが、”.jp”や”.co.jp”などのjpドメインを利用するためには、別のドメイン事業者で取得する必要があります。

メールサーバー機能はありませんので、独自ドメインでメールも利用したい方は、別途メールサーバーを契約する必要があります。

MakeShop

MakeShopのホームページ

https://www.makeshop.jp/

GMOメイクショップ株式会社が運用するネットショップ作成サービスです。

「アイテムポスト」といった機能を利用して、Yahoo!ショッピングなどのECモールに自動出店する機能も備えています。

独自ドメインも取得でき、メールアカウントも発行できます。

WordPressで作成するのに適したサーバー

サイトをWordPressで作成すると決めているのであれば、「WordPress簡単インストール」などの機能がついたレンタルWebサーバーを選ぶといいでしょう。

こちらは、以下の記事に詳しくまとめていますので、ご参照ください。

【初心者向け】WordPress設置に適したレンタルサーバーの選び方 | レンタルサーバーのSpeever

デスクトップアプリで作成するのに適したサーバー

ホームページを作成する方法としては、ここまでご紹介したクラウド上で完結するサービスのほか、PC用のWebページ作成ソフトでサイトを作る方法もあります。

「ホームページ・ビルダー」「Adobe Dreamweaver」といった、デスクトップPC用の、いわゆる「Webオーサリングツール」と呼ばれるソフトがこの方法に該当します。

時代の流れとしてはクラウド完結型のサービスに置き換わってきてはいますが、手軽さという点では、まだ利用価値があるといえるでしょう。

以下に紹介するのは、Webオーサリングツールで作成されたWebサイトを公開するのに適したサーバーです。

ホームページ・ビルダー サービス

ホームページ・ビルダー サービスのホームページ

https://hpbs.jp/

「ホームページ・ビルダー」を開発・販売しているジャストシステムが運用するレンタルサーバーです。

文字どおり、「ホームページ・ビルダー」で作成されたサイトの公開に特化しています。

独自ドメインを取得できますが、gtldのみ対応です。独自ドメインでのメールアカウントも発行できます。

ロリポップ

ロリポップのホームページ

https://lolipop.jp/

GMOペパボ株式会社が運営する格安レンタルサーバーです。

「ホームページ・ビルダー」などで作成されたサイトを公開するだけであれば、月額99円のエコノミープランでも十分対応可能です。

ただし、ロリポップ自体には、独自ドメインを取得するサービスがありません。独自ドメインでのメールアカウントも発行できます。

さくらインターネット

さくらインターネットのホームページ

https://www.sakura.ad.jp/

さくらインターネット株式会社が運営するレンタルサーバーです。

「ホームページ・ビルダー」などで作成されたサイトを公開するだけであれば、月額131円のライトプランでも十分対応可能です。

「さくらのドメイン」サービスで独自ドメインを取得できます。

独自ドメインでのメールアカウントも発行できます。

※本記事で紹介したそれぞれのWebサーバーの情報は、2022年3月11日時点のものになります。


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この記事を書いた人

大和(やまと)のアバター 大和(やまと) DX推進アドバイザー

肩書:Chief Digital Transformation Officer
名前:大和(やまと)
経歴:プログラマー、ネットワークエンジニアを経てDX推進を担当
   ホスティング事業、クラウド事業に精通し、クラウド黎明期から
   一貫して「初心者の方にも分かりやすく」がモットー。
      これからもクラウド、DXを通じてお客様のお役に立ちたい。
保有資格:基本情報技術者|DX推進アドバイザー|情報セキュリティー管理士

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