SPAMフィルタに学習させてフィルタの精度を上げる

SPAM判別の精度は、メールボックス内に保存されたメールメッセージでSPAMフィルタにトレーニングすることで改善できます。

SPAMフィルタの初期設定」の[5.SPAMフィルタを有効にする]までは完了しているものとし、その続きからの説明となります。

サーバのメールボックスにメールが入っている必要がありますので、トレーニングはメールを受信する前に行ってください。
1. トレーニングの起動
 

[トレーニング]タブをクリックしてください。

  キャプチャ:SPAMフィルタ
   
2. トレーニングの設定
 

画面下部に、メールボックス内のすべての受信メールが表示されます。

この1通1通に対して件名や送信者から判断し、[SPAM・SPAMではない・わからない]の3段階に振り分けていきます。

※件名と送信者から手がかりが得られない場合、メールプログラムなどを使用してメッセージ本文を調べてみて下さい。
  キャプチャ:SPAMフィルタ
   
 

たとえば、下記のようなメールが受信されていたとします。
これはSPAMであると判断し、SPAMフィルタに学習させたい場合、まず左のチェック欄にチェックを入れます。

  キャプチャ:SPAMフィルタ
   
 

そのあとで、[SPAMです]リンクをクリックすると、このメールがSPAMであることをSPAMフィルタが学習します。

  キャプチャ:SPAMフィルタ
 

以下のケースもあります。

  • スパムではないとマークする場合は、対応するメールのチェックボックスを選択し、「SPAMではありません」をクリックします。
  • SPAMフィルタの学習データベースから一度学習した内容を削除するには、対応するチェックボックスを選択し、「取り消します」をクリックします。
  • 学習させない場合はそのままにしてください。
   
  学習が済むと、左のアイコンが変化し、また[学習済み]欄にアイコンがつきます。
  キャプチャ:SPAMフィルタ
   
 

以上でSPAMフィルタの設定は完了です。

トレーニングが終了したら、メールプログラムなどを利用して、メールボックスからスパムメールを削除できます。

   
3. トレーニングデータの消去
 

今までにSPAMフィルタに学習させたもデータを消去するには、[SPAMフィルタデータベースをクリアします]をクリックしてください。

  キャプチャ:SPAMフィルタ
   
  以上でトレーニングの設定は完了です。