無料のレンタルサーバーではいけないの?有料との違いやメリット・デメリットを解説

事業用にホームページを開設する際、経費を抑えるために無料のレンタルサーバーを検討中の方もいらっしゃるでしょう。確かに、レンタルサーバーの世界には無料プランが存在するので、予算をかけたくない事業者には魅力的ですよね。

しかし、無料レンタルサーバーは、事業用など本格的な運用を前提にしておらず「サーバーが不安定」「自動広告が表示されてしまう」などのリスクがあります。本記事では無料ゆえのリスクを踏まえながら、無料レンタルサーバーの特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。有料レンタルサーバーと一体何違うのか、ぜひ参考にしてみてください。

目次

無料と有料のレンタルサーバーの違い

無料と有料のレンタルサーバーの違いを理解するには、サービスを比較するのが一番わかりやすいでしょう。

以下は、一般的なサービス・機能面で気になるポイントをベースに作成した、「無料レンタルサーバー」と「有料レンタルサーバー」の比較表です。

無料レンタルサーバー有料レンタルサーバー
料金無料月額 数百円~
容量100MB~3GBの低容量のみ1GB~数TBなどの大容量可能
独自ドメイン非対応対応(マルチドメインも可能)
サーバーの安定感不安定(品質保証なし)安定
メールアドレス非対応対応
データベース制限付き対応
PHP制限付き対応
MySQL制限付き対応
CGI非対応対応
転送量容量制限ありプランによる
商用利用不可可能 ※規約により制限あり
サポート体制非対応 ※問い合わせフォームでの対応のみの場合あり対応  ※メール・電話サポートなど充実している
広告表示される表示されない
その他アプリケーションなしあり ※WordPressなどのインストーラ有り
サイト表示速度(品質)遅い高速

無料レンタルサーバーの場合、「最低限のホームページは作成できますが、手の込んだものは作れない」といった印象です。容量が少なく、制限が多いことが特徴です。

サーバーの安定稼働を重視する方や、トラブルの早期解決が求められるビジネス利用を考えている場合は、無料ではなく有料レンタルサーバーがおすすめです。

レンタルサーバーの無料・有料の違いについて、さらに詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

無料レンタルサーバーのメリット

無料レンタルサーバーのメリットは、「無料でホームページの開設ができる点だけ」と言っても問題ないでしょう。ホームページを試しに作ってみたいなど、試験的な運用を希望する方にはおすすめできます。

無料レンタルサーバーのデメリット

「タダより高いものはない」という言葉のように、無料レンタルサーバーは費用がタダである反面、仕様や制限で目的の実現に時間がかかり、かえって高い代償が発生する場合があります。

そこで次に、無料レンタルサーバーに潜む多くのデメリットをご紹介します。「なぜ無料なのか?」を意識しながら、読み進めてください。

無料レンタルサーバーの主なデメリット
  • サーバーの安定性が低い場合がある
  • 容量や転送量が低い
  • 自動広告が表示されてしまう
  • 独自ドメインを利用できない
  • PHP・MySQLが利用できない場合がある
  • 商用利用が禁止されている場合がある
  • サポートが受けられない
  • サービスが突然終了する場合がある

それぞれのデメリットを詳しくご説明していきます。

サーバーの安定性が低い場合がある

多くのレンタルサーバーは、物理的なサーバー1台で複数のユーザーデータを管理する仕組みになっています。

利益が出ない無料サーバーは、その1台にできるだけ多くのユーザーを詰め込むような管理体制のため、サーバーの品質が低めで動作が不安定である可能性が高めです。サーバーの不安定さにより何かトラブルが起こったとしても、そもそも無償提供のサービスであるため改善される保証はありません。

また、無料レンタルサーバーは個人の方が運営しているケースも多いため、突然サービスが終了する可能性も十分にあります。

容量や転送量が低い

せっかくホームページを開設するなら、少しでもアクセス数が多いほうがいいですよね。しかし、無料レンタルサーバーではアクセス数を稼ぐことは難しい傾向にあります。理由は、無料レンタルサーバーの容量や転送量の低さにあります。

ホームページは開設しただけ(インターネットで見られる状態になった)では、アクセス数は増えません。アクセス数を増やすにはホームページに載せる文章はもちろん、画像や動画を豊富に使ったコンテンツの作成が重要となってきます。ただ、画像や動画のファイル数が多くなればなるほどサーバーのディスク容量を圧迫します。もしも容量の低いレンタルサーバーで、大容量のファイルを次々に公開しようとしたら、いつのまにか容量の上限に達してしまい、ホームページ表示が停止するなどのトラブルが起こってしまうでしょう。

さらに、レンタルサーバーはディスク容量以外に転送量にも制限があることも問題です。転送量とは、ホームページ(レンタルサーバー内の画像やテキスト動画などのデータ)が閲覧されるとき、インターネットを通じてやりとりされるデータ通信の総量を指します。この転送量はホームページの閲覧やホームページ上のファイルがダウンロードされると消費されていきます。例えば1日あたり1GBの転送量制限がある場合、10MBのファイルをダウンロードする方がたった100人いるだけで、1GBの制限に達してしまいます。制限がかかると、ダウンロードに非常に時間がかかったり、ホームページの表示が遅くなったりする場合があります。

このように、容量や通信料に制限があることでトラブルの起こりやすいサイトになり、サイトの内容も充実させにくくなります。そのため、無料レンタルサーバーでアクセス数を期待することは難しいといえるのです。

自動広告が表示されてしまう

無料レンタルサーバーの場合、ホームページの内容とは無関係な広告が表示される可能性があります。これは、サーバーの運営者側が無料でサービスを提供する代わりとして広告収入を得るためです基本的に広告の表示エリアは決められているため、自分のホームページのレイアウトが思うようにいかないなど、デザイン的な問題が発生しやすくなります。

さらに、表示される広告やジャンルを指定できないため、ホームページの内容にそぐわない内容の広告が出る可能性もあります。万が一、品位に関わるような広告が表示されてしまえば、そのホームページを運営している側の信頼も低下してしまいます。

また、せっかく自分のホームページにユーザーを集客したにも関わらず、ユーザーが広告の方に興味をもってしまい、そちらに流れてしまう可能性もあります。

独自ドメインを利用できないケースが多い

独自ドメインを持つメリットの1つに社会的信頼性の向上があります。プライベートのメールアドレスやブログならばフリーメールやプロバイダから提供されたサブドメインでもあまり気にならないかもしれません。しかし、企業として無料サービスを使うケースであればどうでしょうか? ホームページの閲覧者は「この会社、大丈夫かな?」と不安に感じてしまうはずです。

また、サービスが終了すると無料で提供されたサブドメインも利用できなくなります。別のレンタルサーバー業者でホームページを再開しても、同じドメイン名は二度と利用できません。

PHP・MySQLが利用できない場合がある

無料レンタルサーバーでは、PHPなどのプログラミング言語やMySQLなどのデータベース機能が制限されている可能性が高いです。

プログラミングをしない方にとってはPHPやMySQLなどは不要に思える(またはそもそも知らない)かもしれませんが、実際のところブログやホームページの問い合わせ機能やWordPressの機能などを利用・作成するうえでは必要です。しかし、これらはサーバーに負荷がかかりやすいため、容量などが制限される無料サーバーでは対応していないケースが多いのです。

商用利用が禁止されている場合がある

ショッピングサイトやアフィリエイトサイトの開設は「商用利用」に該当します。無料サーバーでは商用利用ができないか、できたとしても制限付きなど運用しにくいケースが多い傾向にあります。対して、有料レンタルサーバーでは商用利用を許可しているケースがほとんどです。

もしも、サイト開設の目的がショッピングサイトやアフィリエイトサイトの開設であるならば、無料レンタルサーバーではなく有料レンタルサーバーを選ぶべきです。有料レンタルサーバーなら、サイト開設時には収益化の予定はなくとも、アクセス数が伸びてきたタイミングで収益化できる状態に移行することも容易です。

無料レンタルサーバーでは収益化などの商用利用ができないことを念頭に置き、今後どのようなサイト・HP運営をしていくのかをよく考えてから選ぶとよいでしょう。

サポートが受けられない

無料レンタルサーバーはサーバー業者にとっては利益が出ないため、サポート体制が用意されていない場合がほとんどです。そのため、何かの原因でホームページにアクセスできないなどサーバーに問題が起こった場合は、自分自身で対応する必要があります。

有料レンタルサーバーは電話やメールサポートなど充実したサポート体制を用意しているため、トラブルの対応に自信がない方は有料レンタルサーバーを強くおすすめします。

サービスが突然終了する場合がある

無料レンタルサーバーは有料サーバーよりも収益性が低いため、サービスが突然終了してしまう可能性があります。

大きな例では、20年近く続いた無料ホームページ作成サービスのYahoo!ジオシティーズが2019年に閉鎖されました。もちろん事前に運営側からサービス終了のお知らせが利用者宛に入ります。ただ、お知らせに気づかずサービス終了を迎えると、作ったホームページデータが取り出せないケースがあります。また仮に取り出せたとしても、別のレンタルサーバーで再度ホームページを公開するとき、アドレス(ドメイン)は変わってしまうので、これまで閲覧してくれていたユーザーとの関わりも途絶えてしまいます。

レンタルサーバーの無料利用に関して、さらに詳細を知りたい方は以下をクリックしてください。

事業用にも!有料レンタルサーバーの選び方を徹底解説

基本的に有料レンタルサーバーは、無料レンタルサーバーのデメリットが補われているサービスです。機能面はもちろん、初めて利用する方がつまずきやすいポイントもマニュアルがしっかり準備されており、サポートも電話やメール、チャットなど、さまざまな方法で対応する体制も整っています。有料なだけあって、サービスの品質や信頼性は確実に高いです。そのため、トラブル対応の不安を感じるのであれば、安心感のある有料レンタルサーバーの選択がおすすめです。

ここからは、有料レンタルサーバーを選ぶときにチェックしたいポイントを説明していきます。

有料サーバーを選ぶ際のチェックポイント
  • WordPressの簡単インストール機能があるか
  • サーバーの安定性はどうか
  • 企業認証SSL証明書が利用可能か
  • サポートの質はどうか

WordPressの簡単インストール機能があるか

ホームページを初めて構築する方は、記事の投稿や管理が手軽な『WordPress』の利用がおすすめです。WordPressとは、簡単に言うとホームページやサイトを作成するためのツールです。WordPress自体は無料で、サーバーにインストールして使います。

さらに、有料レンタルサーバーはWordPress以外にもさまざまな無料ツールのインストールができるため、初心者であっても希望に応じてさまざまな利用方法ができるはずです。

サーバーの安定性はどうか

レンタルサーバーは高速で安定したサービスを選ぶべきです。ホームページの表示が遅いと訪問者が不満に感じ、ページの閲覧をやめてしまう可能性が高くなります。また、サイトが検索結果の上位に表示されるにはGoogleから「利用者にとってよいサイトである」と評価される必要がありますが、Googleは表示速度の速さを重視しています。つまり、表示の遅いサイトではそもそも検索しても検索結果に表示されず、アクセス数が見込めなくなるのです。

また、レンタルサーバーのなかには頻繁にトラブルが起こるような不安定なサーバーもあるので注意してください。サービス申し込み前に、口コミ情報やサイト上の障害情報をチェックしておくといいでしょう。

障害情報には、いつ、どのような障害が発生していたのかといった情報が記載されています。レンタルサーバー業者のほとんどが公式サイトで障害情報を公開していますので、トラブルの多さはある程度チェックできるはずです。

障害情報には、サーバーのハード的な破損による物理的なトラブルだけではなく、外部からのサイバー攻撃などから発生する障害も記載されていますケースもあります。ここでチェックしたいのは、どのくらいの頻度で障害が発生していて、その障害がどのくらいの時間で収束しているのか、といった点です。

たとえ障害が発生していたとしても、短時間で解決していればそれだけ技術力・経験値が高いため、万一トラブルが発生しても被害が最小限にとどめられる可能性があると判断できるでしょう。

なお、運営側がすべての障害を公開しているとは限らないため、障害情報の掲載数が少ないからといって、必ずしも安定しているとはいえません。きちんと状況を公表している会社は、それだけ信頼できると考えていいでしょう。

企業認証SSL証明書が利用可能か

信頼できるサイトを作りたいのであれば、企業認証SSLが利用可能かどうかもチェックしましょう。SSLとは、簡単に言えばホームページの閲覧者を守るセキュリティの一種です。インターネット上を飛び交う個人情報や決済情報などを窃取・改ざんする被害から守ってくれます。サーバー上でSSLの設定をすることでサイトの情報は守られ、表示上ではURLに「https://~」と、httpの後ろにSSL化を示す「s」がつきます。

インターネットが情報の主流となった現代では、世界中でインターネットにおけるセキュリティ意識が高まっています。例えばWEBブラウザのGoogle ChromeでSSLを導入していないホームページを見ようとすると、警告が表示されます。もしも警告の出るホームページが会社のページであった場合、閲覧者はその会社に不安疑問を感じてしまうかもしれません。

また、GoogleはSSLに対応したホームページを優遇表示する(Googleで検索した時の表示順位を上げる)と公表しており、SEOの観点からもSSL対応は必須に近い状況となっています。

ホームページをSSL対応にさせるには、SSL証明書をサーバーにインストールする必要があります。このSSL証明書はレンタルサーバー業者が無料で提供してくれるケースもありますが、法人向けサイトやショッピングサイト、正式なホームページを作成する場合には、より信頼性の高い証明書を有料で購入するケースが一般的です。

サポートの質はどうか

初めてホームページを作成する場合は、サーバー設定がうまくいかない等でつまずくケースが多いため、必ずサポートが充実しているサービスを選びましょう。サポートが充実しているレンタルサーバーは、何かトラブルが起こったときでもすぐに問い合わせに対応してもらえるため安心です。

サポート体制としては、主にメールや電話で受け付けているケースが多いです。メールの場合はトラブルについて文章で細かく伝えられますが、回答に時間がかかる場合があり、緊急時だと不便に感じるでしょう。

電話サポートであれば、トラブルがあってもすぐに相談できますので、有料サーバーを選ぶポイントとして電話サポートの有無が重要になってきます。

事業用の有料レンタルサーバーならスピーバー

ここまで無料サーバーと有料サーバーの特徴などを説明してきました。

最後に、有料サーバーの代表として、筆者所属の”ライド株式会社”が運営しているレンタルサーバーサービス「スピーバー」を

ご紹介させてください。スピーバーは、主に法人向けサーバーを扱うサーバーサービスです。おすすめポイントはたくさんありますが、今回は特に注目していただきたい4つのポイントをご紹介します。

  • 20年以上の運用実績
  • リーズナブルなのに高品質なサーバープラン
  • 導入前から導入後のアフターフォローまで親身なサポート体制
  • 次世代型データセンターにて安定したサーバー運用を実現

20年以上の運用実績

ライド株式会社は、20年以上のレンタルサーバー運用実績を誇り、サービス提供実績としては、述べ50,000のお客さまへサービス提供を行っております。長年培ってきた経験により、お客さまへの確かなサービス品質を実現しています。

リーズナブルなのに高品質なサーバープラン

弊社ではさまざまなレンタルサーバープランをご用意しておりますので、お客さまの用途によって最適なプランを選択いただけます。以下は、弊社サービス「スピーバー」の、プラン別の比較表です。

共用サーバー(シンプル)共用サーバー(セキュリティ)仮想専用サーバー(ミドル)
月額費用(税込)¥1,320¥7,150¥5,500
リモートサポートオプション有りオプション
ウィルスチェックスパムアサシンウィルス&スパムリジェクターDr.WEB
ディスク容量50GB50GB100GB
利用形態共用共用仮想専用
SSL証明書オプション企業認証SSLオプション

一番低額のプランは¥1,320の共用サーバー(シンプル)です。ショッピングサイトなど運用する場合は、企業認証SSLが標準で搭載されている共用サーバー(セキュリティ)以上のプランがおすすめです。サーバーの設定を自分自身で細かくカスタマイズしたい場合は、仮想専用サーバー(ミドル)をご検討ください。

導入前から導入後のアフターフォローまで親身なサポート体制

ライド株式会社では、お客さまのご要望に応じてサービスの導入前から技術者が携わり、導入開始後のフォローからアフターサポートまで、お客さまの利用環境がより良くなるようご対応いたします。

例えば、「何かがしたい」というご希望がある場合、その何かが具体化していなくても大丈夫です。技術者による丁寧なヒアリングでお客さまのビジネスを支え、発展の手助けとなる最適なご提案を行います。

導入後のご相談に関しましては、状況を詳細にヒアリングし、問題の解決、ご要望を実現するため、さまざまな角度から考え、必要なら場合によってはスピーバー以外のサービスのご提案を行うこともございます。

安定したサーバー運用の実現

お客さまのデータが保存されたサーバーは、無停電装置に加えて自家発電設備を標準装備した、データセンターと呼ばれる施設で管理されています。そのため、電力供給が完全に遮断された状況でも安定した稼働をお約束できます。

また、弊社データセンターは地震が発生した際にも対応できる構造ですのでご安心ください。揺れを緩やかにする耐震構造( 積層ゴムアイソレータ) と、地震エネルギーを吸収し揺れと地震力を低減する免震構造( 弾性すべり支承) とを組み合わせたハイブリッド型免震構造になっております。

事業用としてレンタルサーバーをお探しの方は、ぜひスピーバーをご検討ください。

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この記事を書いた人

ライドに営業企画として所属している。
人間の欲は千差万別ですが、顧客・取引先・社内の仲間・家族など、自分に関わる全ての人が少しでも幸せになってくれるような理想を追い続けています。土日は3児の父親として子育てに奮闘しています。

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