企業向けレンタルサーバーの種類とは!特徴やメリット・デメリットを徹底解説


個人事業主や中小企業で、新たにホームページを導入したい場合に必要なレンタルサーバー。
希望ドメインを取得し、ホームページを作成、サーバー上にホームページデータをアップロードすると、インターネット上に公開できます。ホームページの公開に欠かせないレンタルサーバーは、実は以下のとおり、さまざまな種類が存在します。

  • 共用サーバー
  • 専用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー

本記事では、企業向けレンタルサーバーサービスの「スピーバ―」を提供する弊社(ライド株式会社)が、レンタルサーバーの種類について徹底解説します。 各サーバーの特徴やメリット・デメリットもお届けしますので、ぜひレンタルサーバー選びの参考にしてください。

目次

レンタルサーバーとは

レンタルサーバーとは「サーバー」を貸し出す(レンタル)サービスを指し、ホスティングサービスとも呼ばれます。ホームページやネットショップなどの公開、メールアドレス利用の際にサーバーは必要なものです。そもそもサーバーとは、ネットワーク上のコンピュータ(例:PCやスマートフォン)からリクエストを受け、自身のもつデータや情報を提供するものです。

例えば、私たちがホームページを閲覧するとき、サーバーに対して見たいページをリクエストし、これに応じてサーバーがページの情報を提供(表示)します。私たちがホームページを見る、買い物をする、動画を見る等ができるのはサーバーのおかげなのです。

自身でサーバー設備の用意も可能ですが、設備の購入や24時間365日の保守管理が必要になるなど、高額な費用と管理の手間がかかります。レンタルサーバーを使えば、サーバー運営・管理は専門の業者がやってくれるため、ユーザーはコストを抑え少ない負担でサーバーを利用できます。実際のところ、ホームページを持っている方の大半はレンタルサーバーを利用されています。

レンタルサーバーに関して、さらに詳細を知りたい方は以下をクリックしてください。

レンタルサーバーの種類について徹底解説!

レンタルサーバーはさまざまな種類があり、代表的なものだと以下の4種類が挙げられます。

  • 共用サーバー
  • 専用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー

共用サーバー

共用サーバーとは、運営業者が持つ1台のレンタルサーバーを、複数のユーザーが共有して利用するサービスです。個人・法人にかかわらず、ボリュームの少ないホームページを運営する場合、共用サーバーを選ぶ傾向があります。

<共有サーバーのメリット>

手間が少なく安価なのがメリットです。費用面では本記事で紹介するレンタルサーバー4種類の中で最も安価でしょう。サーバーの設定や運用は全てレンタルサーバー業者が行ってくれます。サーバーに詳しくなくても簡単にホームページを公開できるようになっています。サーバーの料金は共有するユーザー全員で負担するため、比較的安価なのもメリットです。

<共有サーバーのデメリット>

複数のユーザーで共有するため、ユーザーの1人がサーバーに過度に負荷をかけた場合、自分のサーバー領域も影響を受ける可能性があります。レンタルサーバー業者としては、負荷がかかる状況は避けたいため、一定の制限をかけるケースもあります。ユーザー個々の都合でサーバーの設定を変更できないため自由度は高くありません。

共有サーバーが向いている人
  • 安価でレンタルサーバーを使いたい
  • ブログやホームページ運営をこれから始める初心者
  • サーバーに関する知識があまりない
  • 細かい初期設定など不要で、すぐにホームページを開設したい

この4つに該当する方に、共用サーバーはおすすめできます。
逆にハイスペックなサーバー・大規模なホームページを開設したい方にはおすすめできません。

専用サーバー

専用サーバーは特定のユーザーが1台のサーバーを専有して利用できるサービスです。利用者が好きなように設定ができるので自由度が高く、加えて1台のサーバーを複数人で共有する共用サーバーと比べ「スペックの高さ」が特徴的です。
その一方、サーバーの初期設定や運用保守は利用者にて行う必要があるため、専門知識が求められます(サーバー運営業者によっては、運用保守を代行するマネージドサービスもオプションとして用意している場合もあります)。

<専用サーバーのメリット>

1ユーザーで1台を占有するため、サーバーのリソースを多めに使えます。他のユーザーからの影響を受けず、メモリ制限やプログラムのタイムアウト時間なども比較的緩く設定されています。さらに、サーバーのOSやCPUは自由に設定できるため、ハイスペックなサーバー運用が可能になります。

<専用サーバーのデメリット>

専用サーバーは、共用サーバーと比べ費用は高額です。共用サーバーが月額数百円から数千円であるのに対して、専用サーバーの月額費用は数万円を要する場合もあります。さらに、初期費用も数万円から数十万円必要になる場合もあり、搭載するCPUやメモリによっても費用は大幅に変わります。

専用サーバーが向いている人
  • 大規模サイトやショッピングサイトの運用をしたい
  • サーバーを自由にカスタマイズしたい
  • 他のユーザーの影響を受けたくない

この3つに該当する方に専用サーバーがおすすめです。
逆に、サーバーは安価で運用したい、サーバーの知識がない、ホームページの開設を始めたばかりの方にはおすすめできません。

VPS(仮想専用サーバー)

共用サーバーと専用サーバーを合わせたようなサービスです。1台のサーバーを複数人で共有する点は共用サーバーと変わりませんが、1台のサーバーの中でユーザーごとに領域を区切り、あたかも1つのサーバーのように設定されて提供されるため、自由度は専用サーバーとほぼ変わりません。それに伴い、専用サーバーのようにサーバーの初期設定や運用保守をユーザー自身で行う必要があります。

<仮想専用サーバーのメリット>

VPSは1台のサーバーにユーザー占有の仮想領域を作るため、他のユーザーの影響を受けづらい仕組みになっています。そのため、同じサーバー内における他のホームページのアクセスが大量にある場合でも、自身のホームページの表示速度が遅くなる、サーバーがダウンするなどの影響を受けにくい点が特徴です。費用面は、専用サーバーよりも比較的低額で運用できます。

<仮想専用サーバーのデメリット>

物理的なサーバーの知識は不要ですが、セキュリティに関する設定や、OS・ミドルウェアの選択とWebサーバーのチューニングなど構築するための高度な知識が必要になるほか、運用保守を自身で行う必要もあります。

仮想専用サーバーが向いている人
  • ある程度自由にサーバーをカスタマイズしたいが、安価で運用したい
  • 他のユーザーの影響をできるだけ受けたくない

この2つに該当する方はVPSがおすすめです。
逆に、サーバーの専門知識がない方にはおすすめできません。

クラウドサーバー

先に挙げた3つと比べると、最も新しいタイプのサービスになります。1台のサーバーを複数人で共有する特徴はVPSと変わりませんが、必要に応じて柔軟に利用するスペックを追加したり減らしたりできるため、VPSより高機能です。

<クラウドサーバーのメリット>

VPSと同様にユーザー占有の仮想領域になるため、他のユーザーの影響を受けづらい仕組みになっています。冒頭にも述べましたが、ディスク容量やCPU、メモリなどのリソースを自由に割り当てて利用できます。CPUの性能は高くなくてもいいが、ディスク容量は多く欲しいといった場合でも柔軟に対応ができます。

<クラウドサーバーのデメリット>

デメリットは従量、課金制になっているケースが多いため、月々のコストが見えづらく、環境構築の負担が大きめです。また、運用面ではVPSよりも管理が難しく、サーバーに関する高度な専門知識が必要になります。複数台のサーバー構築も可能な場合には、一般的なサーバーの管理よりも複雑になります。

クラウドサーバーが向いている人
  • 最初は小規模なブログから初めて、将来的には大きなホームページを運用したい
  • 用途が異なる複数台のサーバーを運用したい
  • アクセスの増減が激しいホームページの運用を想定している

この3つに該当する方にクラウドサーバーがおすすめです。
逆に、アクセス数が一定のホームページ運営を予定している方、サーバーの専門知識ない方、安定した費用で運用したい方にはおすすめできません。

レンタルサーバーの選び方を解説

ここまでサーバーの種類とその特徴をご紹介してきましたが、次は、レンタルサーバーを選ぶ際のポイント4つについてお伝えします。

ポイント1

容量・機能は目的やホームページの規模に合っているか

レンタルサーバーの容量や機能は、サービスやプランごとに大きく異なります。多くの情報を扱うサイトであれば大きな保存容量が必要ですが、比較的、小規模なサイトの運営であれば安価なプランでも運営可能です。また、サーバーの処理能力を示すCPUや同時にできる処理の上限であるメモリなども、適切か否かを確認する必要があります。

ポイント2

費用感は合っているか

ディスク容量が多く、優れた機能のプランを選択するのがベストかもしれませんが、運営に充てられるコストも考慮しなくてはいけません。とはいえ、費用にばかり目がいって安いプランにしてしまうと、スペックが低いためにサーバーの遅延やダウンを引き起こす可能性もあります。

ポイント3

サポート・トラブル対応

日常のサポートだけでなく、サーバーダウンなどのトラブルが発生したときに、どれだけ迅速に、どのようなサポートが受けられるのかは、確認しておく必要があります。

ポイント4

稼働率

稼働率100%を低費用で実現しようとすれば、それだけ多くの機能を制限しなくてはいけません。稼働率を確認しておくのはよいですが、参考程度にとどめた方がよいでしょう。

以上4種類のポイントを参考に、最適なレンタルサーバーを選んでみてください。

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企業向けにおすすめ!スピーバーのレンタルサーバー

ここまで当コラムにお付き合いいただき、ありがとうございます。レンタルサーバーの種類とその特徴をご紹介してきましたが、実際のところ、初めてホームページを開設したい・メールアドレスを持ちたい方にとって、さまざまな種類・特徴のあるレンタルサーバーから最適なものを選ぶのは難しく、軽い感じでは手を出しにくいでしょう。しかし、会社を運営している場合は、ホームページの開設・メールアドレスの利用は必須です。今まさにお困りの状況に陥っている方がおられましたら、ぜひわたしたちのサービスを紹介させてください。

レンタルサーバーサービス「SPEEVER」では、共用サーバー・VPSなど、さまざまな種類のプランを取り扱っており、お客さまのご要望・目的に合わせたプランをご提案できます。会社ホームページのアドレス(ドメイン)をどのような名前にすればいいのか分からない方は、その取得からサポートをしておりますので、初めての方も安心安全に利用可能です。さらに、ご自身でホームページの作成ができない方は、弊社が運営しているホームページ制作サービス「ZIUS」がありますので、ぜひご利用ください。さまざまな種類のレンタルサーバープラン・ホームページ作成サービス・そして、手厚いサポート体制、デジタルに苦手意識がある方に、きっとお役に立てます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

経歴:カスタマーサポート、新製品企画、営業活動など様々な業務をこなす。
   お客様・取引先・同僚など自身に関わる人が少しでも幸せになるように日々奮闘中。IT関連の知識が豊富で情報セキュリティにも精通。
保有資格:ドットコムマスターAdvance★

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