オンライン本人確認(eKYC)とは?
オンライン上で書類を提出し、本人確認を行うことです。
例えば銀行口座開設時に発生する身分証明書の提出について、銀行への郵送ではなく、オンライン上で書類を提出する本人確認が増えています。
法改正によってオンライン本人確認が可能となった
銀行口座開設の際、必ず本人確認が求められます。以前は本人確認のために利用者が身分証(写し)を銀行へ郵送し、銀行から関係書類を郵送で受け取るといった手順を踏む必要がありました。
2018年11月30日、犯罪収益移転防止法の一部が改正され、オンライン上のみで本人確認ができるサービスが増加しました。これまで郵送の課題であった「手間」や「手続きにかかる時間」が削減され、スムーズな本人確認ができるようになりました。
オンライン本人確認の方法
オンラインの本人確認は複数の方法がありますが、運転免許証のような写真付きの身分証を撮影し、画像データをウェブサイト上にアップロード(送信)する方法がわかりやすいでしょう。スマートフォンを使えば、その端末1台で撮影からデータ送信まで可能です。
オンライン本人確認の今後
オンラインの本人確認はまだまだ新しい仕組みであり、撮影された画像が本物か偽物か?直近の撮影なのか数年前の撮影なのか?などのように確認作業に様々な課題があります。
オンライン上でのデータのやり取りなので、仕組みを悪用する攻撃者が出てくる可能性もあります。オンライン本人確認の手法は様々な課題がでることによって、今後進化していくでしょう。
利用者は利便性の良さだけに流されず、サービス事業者のアプリを最新状態に保つなど、セキュリティを意識した可能な範囲の対応を心がけましょう。