FTPとは
FTP(File Transfer Protocol)とは、端的にいえば、「ファイルを送受信する時に使う決まりごと(通信規格)」です。通信規格(プロトコル)にはたくさんの種類がありますが、その内のひとつです。
一般的なFTP用途の代表格としては、「PCで作成したホームページデータをWEBサーバーにアップロードする」ために使います。
FTPでできること
- サーバー内にあるファイル参照
- ファイルのアップロード及びダウンロード
- ファイル操作(作成|変更|削除|権限設定)
- ファイルの共有
自分で作成したホームページ用のデータ(HTMLファイル|画像ファイル|音声ファイル|動画ファイルなど)を公開するためには、そのデータをWEBサーバーに転送(複製)する必要があります。その際に利用するのがFTPです。
データのアップロードの他には、データのダウンロード、ファイル操作(ファイル名の変更など)ができ、ファイルの共有をすることも可能です。
利用にあたっては
PC用のFTPクライアントソフトを利用するのが一般的で サーバーにログインするためにサーバー名(IPアドレス)|ユーザー名|パスワードを用います。
FTPのフリーソフト3選
代表的なFTPクライアントソフトを紹介させていただきます。
FFFTP(FTPクライアントソフトのド定番。FTPS対応)
ダウンロード
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/ffftp/
WinSCP(FTP、SFTP、SCPに対応)
ダウンロード
https://winscp.net/eng/download.php
Filezilla(FTP、FTPS、SFTPに対応)
ダウンロード
https://filezilla-project.org/download.php?show_all=1
FTPの仕組み
FTPの仕組みについて詳しく説明していきます。
ファイルなどのデータを転送するには、コネクションが必要です。FTPでは、2つのコネクション(「コントロールコネクション」と「データコネクション」)を組み合わせて使用しています。
コントロールコネクションは、ログインするためのユーザ名やパスワードなどの情報やファイルの転送方法などの命令と応答などのために使用され、データコネクションは、転送されるデータの送受信のために使用されます。
FTPクライアントがFTPサーバにアクセスする際、「データコネクション」の場合は宛先ポート番号20を使用して FTPクライアントがFTPサーバにアクセスする際、「コントロールコネクション」では、宛先ポート番号21を使用。
まとめ
FTPの概要が大まかに理解できたでしょうか?
「FTP」は、おもにWEBサーバーと利用者PC間でのファイルの送受信を行う際に使う通信規格(プロトコル)です。FTPクライアントソフトを利用することで、簡単にサーバーにアップロードされたファイル一覧の確認やファイルをサーバーにアップロードまたはダウンロードすることができます。前述したフリーソフトをご活用ください。