この記事の目的
今やビジネスにおいてコンピュータ・情報・通信などを中心とする「IT用語」に対する知識は欠かせません。
あまり馴染みがない各分野のIT用語を、なるべく専門用語を使わずに解説していきます。
この記事の対象読者
Web制作を始めたばかりの人。
自社のWebマーケティングを任された人。
専門用語についていろいろ知りたい人。
Webマーケティングを行なっているが、言葉の定義を再確認したい人。
など、Webに限らずDXに携わるすべての方に。
HTMLとは
HTML (Hypertext Markup Language)は、Webページを作成するために使用されるマークアップ言語です。
HTMLをWebブラウザが読み取り、Webページとして表示します。HTMLは、文書の構造やレイアウトを定義するために使用され、見出し、段落、リンク、画像などを含むWebページが作成できます。
タグと呼ばれる特殊な記号を使用して、テキストや画像などの要素を指定します。タグは、アングルブラケット< >」で囲まれ、タグ名が入ります。それに対して、タグの内容は、開始タグ<tagname>」と終了タグ</tagname>」の間に記述されます。これによって、文書の構造を記述し、Webブラウザによって適切に表示されます。
HTMLの特徴
HTMLには、以下の特徴があります。
- 文書の構造を記述することができる: HTMLは、文書の構造を記述するためのタグを持っているため、見出し、段落、リストなどを含む文書の構造を記述することができます。
- リンクを設定することができる: HTMLは、ハイパーリンクを設定するためのタグを持っているため、Web上にある文書や情報を素早く移動したり、リンクをたどったりすることができます。
- シンプルで使いやすい: HTMLは、タグを使ってドキュメントの構造を記述するため、簡単に学ぶことができます。
- オープンスタンダード: HTMLは、W3C(World Wide Web Consortium)によって標準化されており、世界中のWeb開発者によって使用されています。
HTMLの歴史
HTML(Hypertext Markup Language)は1989年にTim Berners-Leeによって開発されました。
当初はSGML(Standard Generalized Markup Language)と呼ばれており、Webブラウザでのドキュメント表示のために使用されていました。
HTML 1.0が1993年にリリースされ、HTML 2.0が1995年にリリースされました。
HTML 3.2は1997年にリリースされ、XHTML(eXtensible Hypertext Markup Language)が2000年にリリースされました。
最新バージョンのHTML5は2014年にリリースされ、現在でも使用されています。
HTMLタグの種類
HTMLには、構造を記述するためのタグが複数あります。主なタグの種類は以下の通りです。
- 見出しタグ (h1, h2, h3, h4, h5, h6): タイトルや見出しを表示するためのタグです。
- 段落タグ (p): 文章を段落で分けるためのタグです。
- リストタグ (ul, ol, li): 番号付きリストや箇条書きリストを表示するためのタグです。
- 表示タグ (b, i, u, s, sub, sup): 文字の装飾を行うためのタグです。
- リンクタグ (a): 他のページやリソースへのハイパーリンクを作成するためのタグです。
- 画像タグ (img): 画像を表示するためのタグです。
- フォームタグ (form, input, select, textarea, button): ユーザーからの入力を受け付けるためのタグです。
- メディアタグ (audio, video, source, track): 音声や動画を表示するためのタグです。
- セクションタグ (header, nav, main, article, section, aside, footer): ドキュメントの構造を記述するためのタグです。
これらは主なタグの種類であり、HTML5にはもっと多くのタグがあります。
HTML 要素リファレンス:（https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element）
まとめ
HTMLは、インターネットが普及したきっかけの一つであり、現在もWebページを構成するための基本的な言語として使用されています。
