HTML Kick Startとは

この記事の目的
今やビジネスにおいてコンピュータ・情報・通信などを中心とする「IT用語」に対する知識は欠かせません。
あまり馴染みがない各分野のIT用語を、なるべく専門用語を使わずに解説していきます。

この記事の対象読者
Web制作を始めたばかりの人。
自社のWebマーケティングを任された人。
専門用語についていろいろ知りたい人。
Webマーケティングを行なっているが、言葉の定義を再確認したい人。
など、Webに限らずDXに携わるすべての方に。

目次

HTML Kick Startとは

HTML KickStart HTML Elements & Documentation
HTML KickStart HTML Elements & Documentation – www.99lime.com

http://www.99lime.com/elements/

HTML KickStartは、Web開発の初心者でも簡単に使えるHTML/CSSフレームワークです。BootstrapやFoundationのような大規模なフレームワークに比べて、ファイルサイズが小さく、必要最低限の機能を備えています。

例えば、ボタンやフォーム、レスポンシブグリッドなど、一般的なWebページで使われるUI要素が用意されています。

最大の特徴は、使いやすさです。フレームワークに慣れていない初心者でも、簡単にカスタマイズできるように、シンプルなHTML構造になっています。また、レスポンシブデザインにも対応しており、デバイスの種類に応じて自動的にレイアウトを調整することができます。

HTML KickStartは、商用プロジェクトでも自由に使用できるオープンソースのフレームワークであり、HTML/CSSの基礎を学びながら、手軽にWebページを作成することができるため、初心者から中級者まで幅広く利用されています。

HTML Kick Startの役割

HTML KickStartは、2011年にGitHub上で公開されました。当初は、開発者のジョシュア・ブリュースキー(Joshua Gatcke)自身がよく使うUI要素をまとめたものとして公開されましたが、その後、機能の拡張や改良が進められ、現在では広く使われるHTML/CSSフレームワークの1つとなっています。

HTML KickStartが開発された背景には、当時、Bootstrapなどの大規模なフレームワークが主流となっていたことがあります。多くの機能を持つフレームワークの場合、初心者が使いこなすのは難しいです。そこで、必要最低限の機能に絞り込み、シンプルで使いやすいフレームワークを目指したのです。

HTML Kick Startの特徴、メリット

HTML KickStartの特徴は以下の通りです。

使いやすくて高速開発ができる

HTML KickStartは、初心者でも簡単に使いこなせるように設計されていて、手軽にWebページを作成することができます。ほとんどのUI要素があらかじめ用意されているので、デザインからHTML/CSSの記述までの時間を大幅に短縮することができます。

レスポンシブデザインに対応

HTML KickStartはレスポンシブデザインに対応しているため、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに対応したWebページを作成することができます。さらに、レスポンシブデザインに必要なメディアクエリもあらかじめ用意されているため、簡単にレスポンシブデザインを実装できます。

必要なUI要素が最初から用意されている

HTML KickStartには、一般的なWebページで使われるほとんどのUI要素が用意されています。例えば、フォーム、ナビゲーション、ボタン、テーブル、アコーディオン、レスポンシブグリッドなどです。これらのUI要素は、CSSやJavaScriptを記述する必要がなく、HTMLのタグを組み合わせるだけで実装できます。

Sassに対応

HTML KickStartはSassに対応しています。Sassは、変数やミックスイン、ネストなどの機能を備えたCSSの拡張言語で、CSSをより効率的に書くことができます。HTML KickStartでSassを利用することで、CSSの開発を効率化することができます。

HTML Kick Startのデメリット

HTML KickStartのデメリットには、以下のようなものがあります。

機能が限定的

HTML KickStartは、シンプルなWebページの作成に適していますが、複雑なページの作成には不向きです。例えば、高度なJavaScriptの処理や、アニメーションを実装する場合には、別途ライブラリやフレームワークが必要となります。

カスタマイズが難しい

HTML KickStartはシンプルで使いやすいという特徴がありますが、一方でカスタマイズが難しいというデメリットもあります。カスタマイズにはSassを使ったCSSの編集や、JavaScriptの知識が要求されるなど、一定のスキルが必要となります。

またHTML KickStartにはテンプレートが用意されているものの、そのテンプレートをカスタマイズすることは難しく、カスタムテンプレートを作成する場合には、それなりの時間と労力が必要となります。

まとめ

HTML KickStartは、シンプルで使いやすいHTML/CSSフレームワークで、初心者でも簡単にWebページを作成できます。ただし複雑な機能を実装する場合には不向きであり、カスタマイズには一定の技術力が必要となります。したがってシンプルなWebサイト開発向けのフレームワークと言えます。

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この記事を書いた人

肩書:Webエンジニア兼Webライター
名前:さのくん
経歴:大学在学中にオペレーションズリサーチ分野を学ぶ過程でプログラミングを習得。
その後は不動産業界に従事しつつ、サイドビジネスとしてWebエンジニアを兼業。フロントエンド開発を得意とする。
Webライティング歴:1年超で執筆数は累計30記事を超える
使用言語:C言語, HTML/CSS/Sass, Javascript, Typescript, PHP, Shopify(Liquid HTML)

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