この記事の目的
今やビジネスにおいてコンピュータ・情報・通信などを中心とする「IT用語」に対する知識は欠かせません。
あまり馴染みがない各分野のIT用語を、なるべく専門用語を使わずに解説していきます。
この記事の対象読者
Web制作を始めたばかりの人。
自社のWebマーケティングを任された人。
専門用語についていろいろ知りたい人。
Webマーケティングを行なっているが、言葉の定義を再確認したい人。
など、Webに限らずDXに携わるすべての方に。
JavaScriptとは
JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語です。HTMLとCSSで構築されたWebページに、動的なインタラクションや動きを加えるために使用されます。JavaScriptは、Webページに対してアニメーションなどの動きをつけることができます。
JavaScriptの歴史
JavaScriptは1995年にNetscape Communications Corporationによって開発されました。当初はブラウザ上で動作する動的なWebページを作成するためのスクリプト言語として使われましたが、現在ではWebアプリケーションだけでなく、サーバーサイドアプリケーションやデスクトップアプリケーションなど多様なプラットフォームで利用されています。
JavaScriptの特徴
JavaScriptは、Web開発に不可欠なスクリプト言語であり、ブラウザ内で実行できることから、Webページに対して動的なインタラクションを実現することができます。
JavaScriptは弱い型付けの言語であり、変数の型を明示することなく、動的な処理が可能です。これにより、実行時にコードの変更や拡張が容易であり、Webページに対して高度なインタラクティブな動作を実現することができます。また、Webアプリケーション開発だけでなく、ゲーム開発、データ処理、ビジネスロジックなど、幅広い分野で利用することができるため、JavaScriptは高い生産性と柔軟性を備えています。
JavaScriptでできること
以下はJavaScriptでできる一部の例です。
- Webページのユーザーのアクションに対する動作
JavaScriptを使用することで、Webページに対して動的なインタラクションを実現することができます。例えば、フォームの入力バリデーション、ページ内の移動、ポップアップウィンドウ、ダイアログボックスなどを実現することができます。
- ブラウザ上で動作するWebアプリケーションを作成する
JavaScriptはWebアプリケーション開発にも活用することができます。例えば、シングルページアプリケーション、リアルタイムチャットシステム、オンラインショッピングカートなどを作成することができます。
- ゲームを作成する
JavaScriptはゲーム開発にも利用することができます。例えば、2Dゲーム、3Dゲーム、ブラウザベースのゲームなどを作成することができます。
- データ処理
JavaScriptは大量のデータを処理するためにも利用することができます。例えば、JSONやXMLなどのデータ形式を扱うことができます。
- ビジネスロジックの実装
JavaScriptはビジネスロジックを実装するためにも利用することができます。例えば、統計処理、経費管理システム、決済システムなどを作成することができます。
JavaScriptとJavaの違い
JavaScriptとJavaは名前が似ており、両方ともWeb開発に利用されるため間違えられやすいですが、全く別のプログラミング言語です。しかし、JavaScriptはWebページのクライアントサイドにおいて動的なインタラクションを実現するためのスクリプト言語であり、JavaはサーバーサイドWebアプリケーションやデスクトップアプリケーション開発に利用される高水準言語であるという明確な違いがあります。
| 項目 | JavaScript | Java |
| 実行環境 | ブラウザ内 | サーバーサイドまたはデスクトップアプリケーション |
| 型付け | 弱い型付け | 強い型付け |
| 処理速度 | 高速 | 低速 |
| 開発対象 | クライアントサイドWebアプリケーション | サーバーサイドWebアプリケーションやデスクトップアプリケーション |
クライアントサイドとサーバーサイドとは
クライアントサイドとは、Webアプリケーションにおいてユーザーのコンピュータやブラウザなどを指します。これに対してサーバーサイドは、Webアプリケーションを提供するサーバーやデータベースなどを指します。
クライアントサイドは、Webページを見たり、フォームを送信したり、JavaScriptなどのスクリプトを実行したりするなど、ユーザーが直接操作する部分を指します。一方、サーバーサイドは、クライアントサイドからのリクエストを処理して、必要なデータを返すなどのバックグラウンド処理を行います。
まとめ
JavaScriptはWebページで動的なコンテンツの提供などを実装するためのスクリプト言語です。ブラウザ内で実行され、HTMLやCSSと組み合わせてWebページを構築します。
