WinSCPとは
WinSCPとは、Martin Přikryl氏によって開発・公開されている、オープンソースのFTPクライアントです。
https://winscp.net/
WinSCPの特徴
FTPS/SCP/SFTPなどに対応
WinSCPはFTPやFTPS(FTP over SSL)はもちろん、SFTP(SSH FTP)やSCP(Secure copy)といったセキュアなプロトコルにも対応しており、安全にコンピュータ間でファイルをアップロード/ダウンロードできます。
このほか、WebDAVやAmazon S3にも対応しています。
日本語対応
WinSCPはいくつかの言語の翻訳ファイルが同梱されており、日本語で利用することができます(インストール時に言語を選択)。
選べる2種類のGUI
WinSCPのGUIは、左にローカル、右にリモートの2つのパネルを表示するコマンダー形式と、リモートのみを表示するエクスプローラー形式の2種類から選択できます。
(インストール時に選択しますが、後からでも変更できます)。
コマンダー形式での表示(左がローカル、右がリモート)
エクスプローラー形式での表示(リモートのみ表示)。Windowsのファイラからドラッグ&ドロップでアップロードする。
その他の機能
・マスターパスワード機能(保存したログイン情報の暗号化)
・タブによる複数接続
・同期およびミラーリング機能
・通常のインストーラ版とは別にポータブル版あり
WinSCP利用時の注意
リモート側のファイル名の文字化け
リモート側のファイル名に日本語が使われていて (例えば”地図.gif”など)、それがShift_JISやEUC-JPなどで符号化されている場合、ファイル名が文字化けするケースがあります。このようなケースではFFFTPのような国産クライアントの方が、しばしば正確に扱えることがあるので、上手く使い分けください。
SSH秘密鍵の形式
WinSCPは内部でPuTTYを使用しているため、SSH秘密鍵はPPK (PuTTY秘密鍵)形式になります。
このため、すでにOpenSSH形式のSSH秘密鍵を持っている場合は、PPK形式に変換して利用する必要があります。