この記事の目的
今やビジネスにおいてコンピュータ・情報・通信などを中心とする「IT用語」に対する知識は欠かせません。
あまり馴染みがない各分野のIT用語を、なるべく専門用語を使わずに解説していきます。
この記事の対象読者
Web制作を始めたばかりの人。
自社のWebマーケティングを任された人。
専門用語についていろいろ知りたい人。
Webマーケティングを行なっているが、言葉の定義を再確認したい人。
など、Webに限らずDXに携わるすべての方に。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索エンジンの検索順位アップに結びつけるための施策を意味します。
検索エンジンに上位表示されるとサイトへの訪問者が増えるため、認知度の向上、集客率向上、ブランディングなどの成果につなげます。
SEO対策
SEO対策には大きく、内部対策と外部対策の2種類があります。
内部対策は簡単に言うと、Googleなどの検索エンジンにWEBサイトの中身をしっかり伝えて、正しく評価してもらうための施策です。内部対策ではキーワードの選定、ページタイトルや見出し、内部リンクなどのサイト構造、ページ表示速度、SSL化(通信の暗号化)などが重要となります。
ユーザーが探している情報を正確にわかりやすく提供することが内部対策に繋がります。
外部対策は第三者から評価を得るための施策です。他サイトからリンクを張ってもらうことが重要です。
キーワードの選定
まずターゲットとなるユーザーが検索しそうなキーワードを予測しリストアップします。次にそのキーワードを実際に検索する人の数がどれくらいいるのか、検索ボリュームを確認します。検索ボリュームは、Googleが提供しているキーワードプランナーなどでチェックします。検索ボリュームが高すぎるキーワードは競合が多く上位を狙いにくいため、検索ボリュームが高すぎず、低すぎないキーワードがおすすめです。
ページタイトル(titleタグ)
ページタイトル(titleタグ)は検索結果画面に表示されます。ユーザーは検索結果画面に並ぶページタイトルを上から順番に見てクリックするサイトを選ぶので、ページタイトルは非常に重要な要素です。
ページタイトルにはキーワードを必ず含め、30文字程度にします。
titleタグについての詳しい解説は以下の記事にまとめています。
見出し(h1タグ)の重要性
タイトルと同様、h1タグも大切な要素です。キーワードを含めるようにしてください。
meta description(メタ ディスクリプション)を最適化する
meta descriptionは、検索結果画面に表示され、ユーザーにWEBサイトの内容がどのようなものかを端的に伝えるものです。meta descriptionにはページの内容を80~120文字程度に簡潔にまとめ、キーワードを含めるようにしてください。
内部リンク
内部リンクを設置することで、コンテンツ同士の関連性が高まりGoogleから評価されやすくなります。また、ユーザーが求めている情報を探す手助けとなり、ページ滞在時間が上がります。
ページ表示速度の改善
Googleはユーザーエクスペリエンスを高めるため、ページの読み込み・表示速度が早いサイトの評価を高くしています。さらにページの表示速度の向上は離脱率の低下やコンバージョン率の向上などのメリットがあります。
特にモバイルは、PCより回線速度、処理速度が劣るため、ページ表示速度がさらに重要となります。
ページ表示速度を含めたページエクスペリエンスについては以下の記事を御覧ください。
SSL化
SSLとはサイトの通信を暗号化する仕組みのことです。SSL化すると、WEBサイトとユーザーとの通信が暗号化され、セキュリティリスクを低下に繋がります。
GoogleはSSL化されていないWEBサイトの評価を下げるため、SSL化は必須です。
SEO関連ツール
Google Search Console(Googleサーチコンソール)
Googleが無料で提供しているWEBサイトのSEO分析ツールです。
WebサイトがGoogleからどのように認識されているか、詳細を分析できます。具体的にはGoogleでの検索順位や検索結果画面でのクリック数、クリック率、表示回数などがわかります。
Google Analyitics(Googleアナリティクス)
Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。WEBサイトに訪問したユーザーの数やユーザーの特性、行動を分析できます。
Googleアナリティクスに頻出の用語を解説した記事も御覧ください。